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「ほぼ」100均のもので作る手作り地震計(第二回)
当社が製造している電磁式地震計(SD型検出器、PK-110型検出器)の原理を一般の方にも簡単にご理解いただけるよう、身近に手に入る材料を使って地震計ができないか?という話が持ち上がり、100均で手に入るもので地震計を作るプロジェクトがスタートしました。
(地震計の仕組みについては、「地震計の仕組み(当社SD型検出器の特徴)」を合わせてご参照ください。)
但し、現時点では性能面の問題で、全てを100均調達品で済ますことができず、一部、ホームセンターで調達したものも使用しています。
第一回の記事はこちら
第一回で判明した上下動観測用地震計の問題点(横揺れにも反応してしまう。)を改良するために、振り子を吊る機構そのものを変更しました。
上下動観測用地震計
完成形状
実際の振動記録(当社SD-240-3型との比較)
実際の地震が観測できていないため、下記は強制的に振動を与えた時の結果です。
詳細な評価は、本当の地震が観測されてから行いますが、第1回の水平動地震計と比べると格段の改善が見られます。
この手作り地震計については、今後も、改良を続けて行こうと考えていますのでご期待ください。
また、この「ほぼ100均のもので作る手作り地震計」は、2023年10月31日からパシフィコ横浜で開催されます日本地震学会2023年度秋季大会のブースにも展示予定です。学会にご参加される方は、ぜひ当社ブースにも御立ち寄りください。